特別企画展

Special Exhibitions

希望を追いかけて ~フロリダ州立大学所蔵写真展~

開催主旨


 このたび昭和館では、「希望を追いかけて ~フロリダ州立大学所蔵写真展~」と題して、特別企画展を開催することとなりました。
 オリバー・L・オースティンJr.(Oliver L.Austin,Jr.1903-1988)は、戦後まもない昭和21年(1946)から25年2月まで日本に滞在した鳥類学者です。彼が日本で撮影した写真は鳥類学者としての記録だけでなく、各地の都市や農村のくらし、そこに生きる人々の姿を写し出しています。本展ではフロリダ州立大学所蔵のオースティンコレクションから厳選した70点の写真と、関連の深い実物資料をあわせて紹介します。

【主催】

昭和館

【協力】

フロリダ州立大学 Copyright of Photography: Dr. Annika A. Culver, Curator of the Oliver L. Austin Photographic Collection.
※オースティンコレクションのすべての写真は、フロリダ州立大学のホームページで公開されています。
(日本での撮影写真は、「View the items in Occupation of Japan」と書かれたリンクをクリックすれば見ることができます)

【後援】

外務省・千代田区・千代田区教育委員会

【会期】

平成30年3月10日(土)~5月6日(日)

【会場】

昭和館3階 特別企画展会場

【入場料】

特別企画展は無料(常設展示室は高校生以上有料)

【開館時間】

10:00~17:30

【休館日】

毎週月曜日(4月30日(月)は開館、5月1日(火)は休館)

【イベント】

(1)昭和の体験イベント(紙芝居、ちんどん屋の実演など)、3月24日(土)・25日(日)・31日(土)・4月1日(日)、
(2)展示解説、3月25日(日)・4月21日(土)14:00~(約45分)  

【チラシ】

希望を追いかけて ~フロリダ州立大学所蔵写真展~  (PDF:3426.36 KB)

【正誤表】

本展図録に掲載された写真についての最新情報及び正誤表は、昭和館ブログで更新しています。ぜひご覧ください。

展示構成


Ⅰ オリバー・L・オースティンJr.の活動

 オリバー・L・オースティンJr.(Oliver L. Austin, Jr. 1903-1988)はNRS(天然資源局)の創設にともない、昭和21年(1946)9月に来日しました。来日した直後から実地踏査に赴き、北海道から九州、伊豆諸島など、日本全国を調査のために飛び回りました。鳥類の研究や保護に熱心に取り組む一方、自宅で餅つき大会やクリスマスパーティを開催し、家族や友人の写真を多く残す一面もありました。オースティンのサインは鳥を模しており、彼の遊び心が窺えます。



  1.オリバー・L・オースティンJr.の経歴
  2.鳥類学者としてのオリバー・L・オースティンJr.
  


オースティン家の庭での餅つき

オースティン家の庭での餅つき

東京都渋谷区代々木大山町


はく製のためのカモを持つオースティン

はく製のためのカモを持つオースティン

昭和22年(1947)頃


オースティンが乗っていたジープ

オースティンが乗っていたジープ

東京都渋谷区代々木大山町


オースティンのサイン

オースティンのサイン


Ⅱ 人々のくらし

 全国各地で鳥類の調査をするかたわら、オースティンはその土地にくらす人々の様子を写真に収めました。都市部の雑踏や、紙芝居に夢中になる子どもたち、お祭りの一日など撮影対象は多岐にわたっており、カメラを向けられた人々の反応や表情も色々でした。
 オースティンが来日した昭和21年(1946)9 月には、「生活保護法」が公布されたり、GHQ(連合国総司令部)によって財閥解体の方針が出されたり、GHQが放出した小麦粉で作ったコッペパンが全国の児童に配給されたりしました。
 写真には、復興に向けて人々の日々のくらしが大きく変化していく様子が記録されています。



  1.戦後まもない日々
  2.子どものくらし
  3.特別な一日

鼻緒をすげ替える男性

鼻緒をすげ替える男性
男性の足もとにある道具や材料から、鼻緒のすげ替えも行っていたことが分かる。


生活の再建に向けて

生活の再建に向けて
レンガ造りの建物は旧ドイツ大使館(東京都麹町区永田町4丁目)と思われる。


ジープを追いかける子どもたち

ジープを追いかける子どもたち


渡御祭の「百物揃千人武者行列

渡御祭の「百物揃千人武者行列
日光東照宮の渡御祭は、現在も5月半ば頃の例大祭の一環として行われている。「百物揃千人武者行列」では、鎧武者など1200人余りが御旅所へ向かう。

栃木県日光市山内
昭和22年(1947)~24年



Ⅲ 戦後の東京の街並み

 東京都の中心部、特にGHQ(連合国総司令部)に接収された建物が多く、通りの名前などは「ストリート」や「アベニュー」と英語に変更されました。一方、人々のくらしには活気が戻ってきました。人々は、国民服や防空服装を脱ぎ捨て、思い思いの華やかな服を着て街頭を闊歩しました。店頭には商品が豊かに並びはじめます。中央区銀座にある和光銀座本館など、わずかながら当時の街並みの面影を見ることができます。



  1.戦後のオフィス街
  2.住宅街と商店街   

半蔵門付近の焼け跡からみた国会議事堂

半蔵門付近の焼け跡からみた国会議事堂

東京都千代田区隼町


髙島屋日本橋店

髙島屋日本橋店
中央通りには400以上の露店が立ち並んだ。
昭和24年(1949)8月、GHQ から発せられた露店整理の指令を受け、露店は徐々に姿を消していった。

東京都中央区日本橋


同潤会の青山アパート

同潤会の青山アパート
青山アパートは、関東大震災を受けて設立された財団法人同潤会によって、昭和2年(1927)に竣工した。3階建て10棟からなる全138戸の集合住宅である。現在は表参道ヒルズになっている。

東京都渋谷区神宮前


交通整理の警察官

交通整理の警察官
この交差点は現在のハチ公前スクランブル交差点。進駐して間もない昭和20年(1945)10月頃、交通整理のため交差点にMP(Military Police)が立った。鮮やかな手信号を立ち止まって眺める者も少なくなかったという。後に日本の警察官も補助として交通整理を行なった。

昭和24年(1949)12月
東京都渋谷区道玄坂


イベント

(1)昭和の体験イベント 終了しました

紙芝居、ちんどん屋など昭和の遊び等を中心としたイベントを行います。
期日:3月24日(土)・25日(日)・31日(土)・4月1日(日) 11:00~15:30
場所:昭和館2階ひろば

3月24日(土) 3月25日(日) 3月31日(土) 4月1日(日)
紙芝居
(1)13:00~
(2)14:00~
(3)15:00~
紙芝居
(1)13:00~
(2)14:00~
(3)15:00~
ちんどん屋
(1)11:25~
(2)12:55~
(3)14:25~
ちんどん屋
(1)11:25~
(2)12:55~
(3)14:25~
遊び・工作体験
11:00~15:30
遊び・工作体験
11:00~15:30
紙芝居
(1)11:45~
(2)13:15~
(3)14:45~
紙芝居
(1)11:45~
(2)13:15~
(3)14:45~
    遊び・工作体験
11:00~15:30
遊び・工作体験
11:00~15:30

(2)展示解説

担当者による展示解説を行います。
期日:3月25日(日)・4月21日(土)14:00~ (約45分)
場所:昭和館3 階特別企画展会場 ※予約不要


図録

開催

平成30年3月

タイトル

希望を追いかけて ~フロリダ州立大学所蔵写真展~

在庫

在庫有り

目次情報

Ⅰオリバー・L・オースティンJr.の活動
 1.オリバー・L・オースティンJr.の経歴
 2.鳥類学者としてのオリバー・L・オースティンJr.
Ⅱ人々のくらし
 1.戦後まもない日々
 2.子どものくらし
 3.特別な一日
Ⅲ 戦後の東京の街並み
 1.戦後のオフィス街
 2.住宅街と商店街
オースティンコレクションの特質について 佐藤洋一
オースティンコレクションと戦後日本の軌跡 田中菫香
オリバー・L・オースティンJr. 略歴
出品作品目録

価格

700円(税込)

担当:昭和館学芸部 田中・財満
TEL.03-3222-2577
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