昭和館

資料公開コーナー

第101回【資料公開コーナー】「学徒勤労動員 ~学ぶ機会を奪われた若者たち~」

会期:令和8年7月1日(水)~9月30日(水)

「私らの力も大人の仲間入り」
 
『週刊少国民』第3巻第32号
昭和19年(1944)8月13日
朝日新聞社

 昭和12年(1937)の日中戦争開戦以降、日本では戦争の長期化に伴い、労働力不足を補うため、中等・高等学校の学徒らが動員されました。
 農作業や家事手伝いなどの学校からの奉仕活動は、応召遺家族の援護を目的に当初より行われていましたが、昭和16年(1941)に太平洋戦争に突入し、労働力不足が深刻化していくと、次第に食糧増産や工場での生産などに本格的に動員されるようになります。
 その後、学徒動員体制は段階的に強化され、動員対象も12歳以上の学徒たちにまで拡大されていきました。学徒たちは本来の学びの場を離れ、戦時下の社会を支える労働力の一端を担いました。終戦時の動員学徒数は340万人を超え、死傷者は2万人を超えたといわれています。
 今回の展示では、当館所蔵の雑誌を中心に、戦時下における学徒勤労動員の様子をご紹介します。

展示内容
〈雑誌資料11点〉
1.『少年倶楽部』第28巻第12号 昭和16年(1941)12月 大日本雄弁会講談社(複製)
2.『少女倶楽部』第20巻第6号 昭和17年(1942)6月 大日本雄弁会講談社(複製)
3.『週刊少国民』第3巻第32号 昭和19年(1944)8月13日 朝日新聞社(複製)
4.『週刊少国民』第4巻第17号 昭和20年(1945)4月29日 朝日新聞社
5.『国民五年生』第20巻第12号 昭和16年(1941)3月 小学館
6.『写真週報』第282号 昭和18年(1943)7月28日 内閣印刷局
7.『写真週報』第285号 昭和18年(1943)8月18日 内閣印刷局
8.『少女倶楽部』第22巻第5号 昭和19年(1944)5月 大日本雄弁会講談社
9.『少国民の友』第21巻第3号 昭和19年(1944)6月 小学館
10.『飛行少年』第7巻第9号 昭和19年(1944)9月 大日本飛行協会(一部複製)
11. 『週刊少国民』第3巻第36号 昭和19年(1944)9月10日 朝日新聞社

〈写真資料4点〉
1.「防空壕を掘る学生たち」戦中 東京都 米国国立公文書館提供
2.「自転車で郵便配達をする女学生」昭和18年(1943)8月頃 東京都中央区)
3.「建物疎開作業を行う勤労動員の学生たち」昭和19年(1944) 東京都
4.「神風の鉢巻きをした女学生たち」昭和19年(1944) 群馬県 塚越昭治提供

〈映像上映〉
展示作品に関連した映像を公開(上映時間:約20分)
1.日本ニュース第212号「生産挺身 兵器工場の動員学徒」他 昭和19年(1944)6月(約6分)
2.「戦争がそばにいた~馬場あき子さんの体験談~」(約7分)
3.「学徒勤労動員と戦後の自動車製造 ~浅井恒郎さんの体験談~」(約5分)

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