昭和館

資料公開コーナー

第61回【資料公開コーナー】東京オリンピック

平成28年5月10日(火)~8月28日(日)

今年の8月5日から8月21日までブラジルのリオデジャネイロで第31回夏季オリンピックが開催されます。日本人選手も多くの競技に参加しその活躍が期待されます。

日本では、昭和15年(1935)の皇紀2600年にあわせて第12回夏季オリンピックが開催される予定でしたが、戦争のため中止となりました。終戦から20年近くたった昭和39年には第18回東京オリンピックが開催されました。オリンピックの競技のために新しい競技場が建てられました。競技では、東洋の魔女と呼ばれた女子バレーボールや重量挙げ、体操、などでメダルを獲得しました。男子マラソンでの円谷選手の死闘も記憶に残っている方が多いのではないでしょうか。

今回は東京オリンピックの会場や競技の様子を紹介するとともに実況放送も再現してみました。なお、4年後の平成32年(2020)7月24日~8月9日には再び東京で第32回夏季オリンピックが開催される予定で、これもまた楽しみになります。

第18回東京オリンピックの観客で埋め尽くされた国立競技場
国立競技場は昭和33年(1958)に「力強さ」「簡潔」「優美」という
デザインコンセプトのもとに建設された。

昭和39年(1964)10月、東京都新宿区 太田畯三撮影

展示内容

【1】壁面展示

  1. 第12回東京オリンピックの会場イメージ図
    昭和12年(1937)2月23日に開かれたオリンピック組織委員会で承認されたイメージ図。しかし、戦争のため、昭和15年(1940)に行われる予定であった第12回オリンピックは開催されなかった。昭和12年(1937)2月 米国立公文書館提供
  2. 国立競技場
    第18回オリンピックに向けてメインスタジアムとして建設された国立競技場(国立霞ヶ丘陸上競技場)では、開閉会式、及び陸上競技、サッカーの決勝と3位決定戦、馬術が行われた。昭和39年(1964) 東京都新宿区 井上裕章撮影
  3. 東京オリンピックの選手村
    この土地は、戦後GHQ(連合国総司令部)に接収され、ワシントン・ハイツと呼ばれる米軍将校家族宿舎が建てられた。昭和36年(1961)接収が解除されオリンピックの選手村となった。昭和39年(1964) 東京都新宿区代々木 井上裕章撮影
  4. 駒沢オリンピック公園
    元々は東京ゴルフ倶楽部で、昭和15年(1940)の第12回東京オリンピックのメイン会場となる予定であったが、中止となった。昭和39年(1964)に完成し、第18回オリンピックの第二会場となった。右は陸上競技場(陸上競技・サッカー・ラグビー)、左が体育館(レスリング)である。中央の管制塔は「オリンピック記念塔」とも呼ばれた。
    昭和39年(1964) 東京都世田谷区・目黒区 井上裕章撮影
  5. 日本武道館
    昭和39年(1964)開催の東京オリンピック会場の一つとして建設された。八角形は法隆寺夢殿をモデルにし、大屋根の稜線は富士山をイメージしている。
    昭和39年(1964)11月頃、東京都千代田区 太田畯三撮影
  6. 大阪梅田駅の阪神百貨店
    「阪神タイガース優勝カーニバル」「日本シリーズ阪神・南海」の懸垂幕と第18回東京オリンピック開催記念の看板が設置されている。左には東海道新幹線開通の看板も見える。
    昭和39年(1964)9月、大阪市 太田畯三撮影
  7. 東京オリンピック開催を祝う浅草寺の仲見世
    多くの観光客で賑わう仲見世通り。紅葉の飾りと東京オリンピックの五輪旗が飾られた。
    昭和39年(1964)10月、東京都台東区 太田畯三撮影
  8. 観客で埋め尽くされた国立競技場
    正式名称は、国立霞ヶ丘競技場。観客で埋め尽くされたバックスタンドと聖火台。聖火は最終ランナーの坂井義則氏により、10月10日に点火された。
    昭和39年(1964)10月10日、東京都新宿区 太田畯三撮影

【2】ケース展示

東京オリンピック写真アルバム

(左)10月10日 聖火は最終点に刻々と近づいている。ランニングシューズが162段のスタンドを一段ずつ蹴っている。若さと力の躍動がそこにある。
(右)10月10日 アテネから運ばれてきた聖火は坂井義則君の手で聖火台に点火された。

(左)10月21日(12日目)マラソンゴール。三着でゴールインする円谷選手。
(右)10月21日(12日目)マラソンゴール。一着でゴールするアベベ選手。

(左)10月23日(14日目) バレー女子。日本対ソ連。
   第2セット。ソ連カメネク選手のスパイクを河西(右)半田(左)ブロック
(右)10月23日(14日目) バレー女子。日本対ソ連。
   第2セット ソ連ロシチナ選手のスパイクを谷田が巧みに回転レシーブ。

【3】ラジオ放送

東京オリンピックNHK実況録音集

  1. (VOL.1 第1巻 SIDE1 開会式) 15分30秒
    (ナレーター)土門正夫。(開会式実況)鈴木文弥。東京電気化学工業株式会社録音。オリンピック東京大会組織委員会監修。昭和39年12月1日発行。
  2. (VOL.2 第1巻 SIDE2 マラソン) 16分43秒
    (ナレーター)土門正夫。(マラソン実況)野瀬四郎/永田健支/久保田順三。東京電気化学工業株式会社録音。オリンピック東京大会組織委員会監修。昭和39年12月1日発行。
  3. (VOL.3 第1巻 SIDE1 バレーボール/サッカー) 16分1秒
    (ナレーター)土門正夫。(バレーボール実況)水野惇雄/土門正夫。(サッカー実況)林孝彦。東京電気化学工業株式会社録音。オリンピック東京大会組織委員会監修。昭和39年12月1日発行。
Licensed by JASRAC

JASRAC許諾
第J190926935号