昭和館は、戦没者遺族、親元を離れ学童疎開した子どもたち、空襲により家や家族を失った人々、海外からの引揚者等、戦中・戦後の国民が体験した労苦を次の世代に伝える国立の施設です。
戦後70年余りが経過し、戦中・戦後の労苦を体験された方々が高齢となり、当時のことを語り継いでいくことが難しくなっています。
昭和館では、国民が体験した戦中・戦後のくらしの上での様々な労苦を後世に語り継いでいく、戦後世代の伝承者「語り部」の育成事業を実施しています。
※研修生の募集は終了しています。
「語り部」育成事業第3期生が、約3年間の研修を終えたことから、昭和館1階のニュースシアターにて修了式を実施しました。
修了式に先立ち、研修生の3名が講話を実演。何度も修正を重ね完成した講話原稿とスライドを発表しました。
修了式では、最後まで熱意を失うことなく取り組まれてきたことへ敬意を表するとともに、戦中・戦後の人々の暮らしや労苦を伝えていくことの難しさ、大切さを再確認し、修了証書の授与を行いました。
3年間にわたる語り部3期生の研修が今回をもち終了しました。
研修を半分ほど終えた時期に、新型コロナウイルス感染症の影響で研修が中断したり、人に会っての取材や聞き取りがままならなかったりと、途中いろいろなことがありましたが、研修生たちの熱意は冷めることなく、研修生が欠けることもなくここまで来ました。
最後の研修では、講話原稿を発表し合い意見交換を行いました。話法講習で習得した、原稿を読むときの「間」や聴講者に目線を配る余裕も少し実践できるようになってきました。
前回の研修に引き続き、講話原稿を発表し、他の研修生や語り部担当者と意見交換をしました。3期生の中には、講話の中で詩を朗読したり、手話を交えて朗読したりする予定の研修生がいます。おおよそ30分の講話を通して、いかに聴いてくださる方に伝えられるか、試行錯誤しながら取り組んでいます。
講話原稿の完成に向けて、原稿の修正や追加調査に取り組んでいる研修生たち。
今月の研修では、本番の講話さながらに原稿の発表を行いました。10月の話法講習で学んだ声の出し方や話し方の基本を思い出しながら、聴いている人たちに届けることを意識して取り組みました。
アナウンサーグループSwimmyより講師をお招きして、発声練習から話し方の基礎までを学びました。マスク生活が長引き、口をしっかり開いて、お腹から声を出すことを忘れがちです。まずはしっかりと声を出す方法を教わり、研修生それぞれが作成した講話原稿を読む練習を行いました。研修生一人ひとりの声の特徴や話し方を大切にしつつ、語り部として聴講者にしっかりと届けられるように、講師の先生からさまざまなことを学びました。
前回の研修に引き続き、今月も講話の実演を行いました。
実際に講話をしている心構えで、原稿を読みながらスライドも投影していきます。
今回の研修では、昭和館で団体見学の際の同行説明をしてくださっている説明員の方々にもご参加いただきました。語り部研修生の発表について、さまざまなアドバイスをもらうことができました。
3期生の講話原稿が形になってきたため、今月から講話の実演を始めました。
作成した講話原稿を読み上げながら、当時の写真資料や図解などをスライドに映し講話を行います。原稿を声に出して読むことで聴者に伝わりにくい言葉を修正したり、話の内容を補足するスライドの過不足に気付いたりすることができます。
今月の研修は、感染症対策を取りながら二部制で実施しました。
講話原稿の完成に向けて取り組んでいる3期生たち。前回の研修から1か月、原稿がほぼ完成に近い研修生もいれば、これまでに集めた情報やオーラルヒストリー(証言映像)の内容をさらに吟味し原稿を充実させようと試行錯誤している研修生もいます。作成ペースはそれぞれですが皆熱心に向き合っています。
5月に予定していた研修が延期となり6月に行いました。前回の研修に続き、作成中の講話原稿について研修生が進捗状況や内容を発表し、研修生・職員で意見を交換しました。一か月空いたことで、調査が進み構成が固まった研修生もいれば、原稿が形になってきた研修生もいます。
3期生は、講話原稿の作成に取り組んでいます。今回の研修では、進捗状況を発表し合い、改善した方が良いところや情報収集の仕方について意見交換を行いました。今後、さらに必要な資料を追加したり、取材したりしながら、原稿をまとめていきます。
今回の研修は、3階会議室にて、感染症対策のため二部制で行いました。
いよいよ、講話原稿の作成に入りました。これまで練ってきた構想をベースとした原稿をもとに発表し、研修生や職員と活発な意見交換を行いました。今後どうなっていくのか、期待がふくらみます。
これまでの研修で学んできたことや、各自で調べてきたことを踏まえ、今後取り組む講話原稿のテーマを決める時期を迎えました。講話原稿の構成、講話を通して伝えたいと思っていることなどを発表し合い、研修生と昭和館職員でディスカッションしました。
前回の研修に引き続き、各研修生が講話原稿の構想を発表し、他の研修生や昭和館職員との意見交換を行いました。内容を練り込んだり、テーマを変えたりしながら、試行錯誤しています。だんだん、それぞれの講話の輪郭が見えてきました。
前回の研修をふまえて、各研修生が講話原稿のテーマの絞り込みや調査を行い、それを反映した構想を発表しました。その後、他の研修生や昭和館職員との意見交換を行いました。
研修生それぞれが「次世代の語り部」になろうと思ったきっかけと、これまでの研修内容を振り返りながら、講話原稿の構想について発表し、他の研修生や昭和館職員との意見交換を行いました。
今回の研修では、「戦争孤児」をテーマに講義を行いました。まず、職員から戦災孤児についての概説や資料の紹介をしました。その後、「戦争孤児」をテーマとしたオーラルヒストリー2作品について、職員が解説し、講義の内容をふまえて討議を行いました。
今回は、3階研修室を会場としました。「疎開」をテーマとしたオーラルヒストリー(証言映像)4作品をもとに、それぞれが選んだ作品について5分程度の発表をしたあと、研修生同士で疑問点などについて討議しました。
感染症対策のため今回もニュースシアターを会場とし、「戦中の学校・教育」をテーマとしたオーラルヒストリー(証言映像)4作品をもとにそれぞれの見解や疑問点、もっと知りたいと思う点などについて討議しました。
新型コロナウィルスの影響により、3月から休止していた語り部育成事業第3期生研修が、感染症対策を整えた上で再開しました。
今回は、「東京大空襲」を体験した4名のオーラルヒストリー(証言映像)を視聴し、それぞれの見解や疑問点、もっと知りたいと思う点などについて討議しました。
今回は研修生が昭和館イベント「落語で学ぶ『東京大空襲』」 に参加しました。話芸のプロである柳家さん八師匠から語り部としてのあり方を学び、今後の活動に大いに役立つ研修となりました。
「語り部」育成事業第3期生の第17回研修が行われました。
今回は、警視庁所属のカメラマン 石川光陽の昭和20年3月10日の日記から東京大空襲のようすを石川光陽撮影の写真とともに読み解きました。研修生は貴重な記録を熱心に読み込んでいました。
今回の研修では、昭和館オーラルヒストリーの話者でもいらっしゃる今吉孝夫さんをお招きし、研修生との交流会を開催しました。
戦中の学校生活や
「語り部」育成事業第3期生の第15回研修が行われました。
今回は、戦時下の小田原地方を記録する会会長の井上弘さんに協力いただき、小田原市内の戦跡地をめぐりました。墜落死した陸軍パイロットの慰霊碑や空襲の爆弾投下跡が残る土塁、松永記念館の本土決戦陣地跡、脇本陣古清水旅館資料館など現在も残る戦跡やそれらを残す取り組みに力を尽くしてきた方々から貴重なお話を聞くことができました。
3年間の研修を終えた2期生の修了式を、昭和館ニュースシアターにて実施しました。
修了式の前半では、研修生が講話原稿を実演。声の出し方や話し方など話法技術を学んだ研修生の講話には成長が見られました。
続いて、修了証書の授与が行われ、6名の研修生が受け取りました。
語り部2期生の、3年にわたる研修が終了しました。
戦中戦後の記憶を次の世代に伝えていくために、これまで基礎学習や戦争体験者からの聞き取り、それぞれの調査などを行ってきました。
研修最終日は、講話原稿を発表したあと、研修を振り返るとともに、ここからが戦後世代の語り部としてのスタートだと気を引き締めました。
これまでの研修で学んできたこと、研修生各自が調べてきたことを生かした講話原稿の作成も大詰めです。聞いてくださる方々に興味を持っていただけるように、より良い内容を目指して、参加者で意見交換を行いました。
前回に引き続き、講話原稿の発表と現状報告をしました。また、研修生同士や職員と、意見交換をしました。ゴールが見えてきました。あともう少しです。
前回に引き続き、講話原稿の発表と現状報告しました。また、研修生同士や職員と、意見交換をしました。各自の講話のかたちが、だんだん見えてきました。
前回までの助言を受けて練り直した講話原稿の発表と現状報告をしました。回を重ねるごとによりよい講話原稿になってきています。いよいよ研修も大詰め、ラストスパートに入ります。
前回に引き続き、感染症対策を取りながら講話原稿の実演発表と進捗状況の確認をしました。
講話原稿の完成に向けて、お互いに気づいたことを助言し合いました。
3月に予定していた研修が延期となり、約半年ぶりに講話原稿作成についての発表を行いました。感染症対策などの制限はありますが、原稿の完成と講話活動を目指して、これからも研修を実施していきます。
アナウンサーグループSwimmyより講師をお招きし、話し方セミナーを実施しました。前半は、話し方の基礎講習、後半は、研修生それぞれが作成した原稿をもとに、戦中・戦後の労苦を伝えるための語りを習得するための講習を行いました。
感染症対策のための制限はありましたが、講師の先生方のアドバイスから、研修生たちは技術を学ぶだけでなく、「伝えたい」という気持ちを再確認することができました。
ひとり15~30分の持ち時間で、講話原稿の中間発表を行いました。スライド資料を用いるなど、研修生の個性が活かされた発表となりました。3年間にわたった研修もいよいよ大詰めです。
冒頭で、前回に引き続き研修生2人が10分程度で発表を行い、その後は次回以降の発表に向けて昭和館職員から講話原稿作成にあたっての資料の扱い方やスライドの作り方などの説明を受け、各自発表準備をしました。
今回の研修では、ひとり10分程度で講話原稿の発表を行いました。これまでの研修で行われた研修生同士による意見交換や昭和館職員によるアドバイスを参考に、講話原稿完成に向けて着実に前進しています。
前回研修に引き続いて、講話原稿の概要の発表があり、研修生同士での意見交換が行われました。その後に昭和館の映像・音響室や図書室で各自のテーマに沿ってリサーチを行い、今後の講話原稿作成に向けて取り組みました。
3年間にわたって実施した語り部研修も今回で最終回となります。前半は前回に引き続き、他の研修生や昭和館の職員を聴衆に見立てて、1人20~30分で講話原稿の発表を行いました。
後半は昭和館ニュースシアターにおいて修了式を実施し、9名の研修生が修了証書を受け取りました。
研修生は今後、講話原稿の校正・審査を経て、晴れて昭和館の語り部となる見込みです。戦中・戦後の労苦を後世に語り継ぐ担い手として、末永く活躍されることが期待されます。
前回に引き続き、他の研修生や昭和館の職員を聴衆に見立てて、1人20~30分で講話原稿の発表を行いました。それぞれの発表に個性や工夫が見られ、講話原稿の完成に向けて様々な貴重なアドバイスや意見が寄せられました。
作成した講話原稿について、ひとり20~30分で発表を行いました。会場にニュースシアターを使用し、発表者以外の研修生や昭和館の職員を聴衆に見立て、実際の講話活動の雰囲気を感じながらの発表となりました。
聴講者にはアンケートを渡し、原稿の最終修正に役立てるための指摘やアドバイスを発表者ごとに記入してもらいました。
前回に引き続き、ひとり15~30分の持ち時間で講話原稿の中間発表を行いました。3年間にわたった研修もいよいよ大詰め、研修生それぞれの個性を生かした講話原稿の完成に向けてラストスパートです。
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