昭和館図書室では、高木敏子さんの関連本を紹介しています。
昭和7年(1932)東京都生まれ。児童文学作家。
昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲で、母とふたりの妹を失い、さらに同年8月5日には疎開先の神奈川県二宮町での機銃掃射により父も亡くしました。ひとり残された、当時12歳の少女の壮絶な体験は、『ガラスのうさぎ』という作品にまとめられました。
初版は、昭和52年(1977)に出版され、昭和53年に厚生省児童福祉文化奨励賞、昭和54 年に日本ジャーナリスト会議奨励賞を受賞。英語や中国語など多言語に翻訳されたほか、実写映画化やNHKでテレビドラマ化され、平成17年(2005)には終戦60周年を記念してアニメ映画化されるなど、広く親しまれています。
戦争を知らない世代の親や子どもたちに向けて、分かりやすく編集しなおした新版が平成12年(2000)に刊行されました。本書には、戦争犠牲者の死を悼み、平和の尊さを後世に伝えたいという高木さんの願いが込められています。

『ガラスのうさぎ』高木敏子 著者 金の星社 2000
(請求記号:913/Ta29 資料番号:060001295)
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紹介期間:令和8年8月15日(土)~9月27日(日)