「語り部」 育成事業

A Storyteller

伝えたい、戦中・戦後の記憶 戦後世代の伝承者 「語り部」 育成事業を実施しています。

昭和館は、戦没者遺族、親元を離れ学童疎開した子どもたち、空襲により家や家族を失った人々、海外からの引揚者等、戦中・戦後の国民が体験した労苦を次の世代に伝える国立の施設です。
戦後70年余りが経過し、戦中・戦後の労苦を体験された方々が高齢となり、当時のことを語り継いでいくことが難しくなっています。
昭和館では、国民が体験した戦中・戦後のくらしの上での様々な労苦を後世に語り継いでいく、戦後世代の伝承者「語り部」の育成事業を実施しています。

【研修概要】

月1~2回程度研修(日曜を予定)を実施します。
●1年目:当時の体験の聞き取り、語り部としての基礎知識、話法技術等の習得
●2~3年目:語り部講話演習、実習によるスキルアップ
◎育成修了後は、昭和館から委嘱を受け、語り部として講話等活動をしていただきます。

「語り部」 育成事業 第2期生

2期生第9回研修 (「東京大空襲の被災地をめぐる」5月27日実施)

次回6月24日に実施する第10回研修「銃後の備えと空襲」の内容をより深く理解するために、東京都内の戦跡を訪ねるフィールドワークを行いました。
昭和20年3月10日の空襲により、大きな被害があった隅田川東岸側の慰霊地や多くの死傷者を出した言問橋などを見学することで、当時の出来事を風化させないための試みが各所でなされていることを実感しました。また、戦前の住居建築が残る小島・鳥越地区を散策したことは、戦災によって失われた町並みや人々の生活について考えるための一助となりました。


2期生第8回研修 (「戦中の子どもの暮らし」4月22日実施)

尋常小学校が国民学校になった昭和16年。その頃から「少国民」と呼ばれはじめた子どもたちの暮らしぶりや学校生活について、また戦況の悪化により実施された学童疎開、勤労動員について学びました。
座学形式に加え、展示室で実物資料を見学したり、体験者のオーラルヒストリーを視聴したりと、多角的なアプローチによって、少しでも戦中の人びとの労苦に近づくことを目指した講義になりました。


2期生第7回研修 (「統制下の暮らし」3月25日実施)

昭和13年に施行された「国家総動員法」のもとで出された法令などにより、戦前・戦中の人々の生活がどのような統制を受けたのかについて、配給などの側面とあわせて学習するとともに、当時のニュース映像にみる状況を確認しました。
また、開催中の特別企画展『希望を追いかけて~フロリダ州立大学所蔵写真展~』の展示解説を実施しました。


2期生第6回研修(軍事郵便に見る「家族への想い」 2月25日実施)

軍事郵便を通して戦地の兵士と銃後に在るその家族との繋がりについて学びました。
前半は、日本における軍事郵便の制度と歴史についての講義を行い、後半は、戦中にやり取りされた軍事郵便はがきを資料として、実際にテクストを解読する演習を行いました。
資料の背景にある当時の状況や人々の想いをいかに読取るかは、語り部として活動するために、今後も継続してゆくべき課題です。


2期生第5回研修(「昭和10年頃の家庭」「家族の別れ」 1月28日実施)


2期生第4回研修(時代の諸相 戦前・戦中・戦後 12月24日実施)


2期生第3回研修(昭和10~30年の社会経済史 11月26日実施)


2期生第2回研修(オリエンテーション 10月22日実施)


2期生第1回研修(昭和館の概要等 10月1日実施)

「語り部」 育成事業 第1期生

1期生第20回研修 (「新垣文子さんの体験から学ぶ」5月12日実施)

沖縄戦体験者の新垣文子さんをお招きし、体験談を伺いました。昭和7年生まれの新垣さんは、米軍による沖縄の攻撃に巻き込まれ、昭和20年6月、顔に大きな傷を負います。
研修生からの質問とオーラルヒストリーの映像を交えつつ、戦中の避難生活や、負傷後も気丈に生きてこられた戦後の労苦についてお話いただきました。
ご自身の体験をはじめとする戦争の事を後の世代に伝えて欲しい、という新垣さんからいただいた言葉は、語り部を目指す上で大切に受け止めるべきものとなりました。


1期生第19回研修(横山譲二氏の体験から学ぶ 4月8日実施)

戦争体験者の横山譲二氏をお招きし、交流会を実施しました。横山氏は昭和2年(1927)生まれ。師範学校在学中の勤労動員や空襲体験、終戦後の教員生活など波乱万丈な半生について、オーラルヒストリーを交えながらお話しいただきました。
その後、戦中の学校制度や勤労動員中の寮生活、戦後の教育方針転換の影響、横山氏の赴任先である八丈島についてなど、研修生から出された様々な質問にお答えいただきました。横山氏の貴重な体験談からは、文献では得られない多くの学びを得ることができました。


1期生第18回研修(中間発表・意見交換会 3月11日実施)

3ヵ年全36回の語り部研修も折り返し点に差し掛かりました。今回は、研修後半を迎えるにあたっての中間発表・意見交換会を実施しました。
前半はこれまでの研修で学んだことやもっと研修しなければならないと考えていることについて、後半は語り部に必要な心構えや抱負・期待についてをテーマに、研修生一人ひとりが発表し、他の研修生と共有しながら活発な意見交換を行いました。


1期生第17回研修(落語と映像で学ぶ「東京大空襲」・柳家さん八氏との交流会 2月11日実施)

落語家の柳家さん八氏を招いて開催したイベント『落語と映像で学ぶ「東京大空襲」』を鑑賞後、さん八氏との交流会を実施しました。実際に戦争を体験していない世代がリアリティをもって戦争を語ることはできるのか、小学生を対象に語る場合に留意すべき点は何か、など、落語を通して戦争の労苦を伝える活動を続けるさん八氏ならではのアドバイスを受け、「語ること」の可能性と難しさについて、改めて思いを巡らす機会となりました。


1期生第16回研修(「子どもたちの戦後」「復興に向けて」1月14日実施)


1期生第15回研修(時代の諸相(3)復員・引揚げと戦没者慰霊(4)高度経済成長-その条件と遺産 12月10日実施)


1期生第14回研修(舞鶴引揚記念館見学 11月5日実施)


1期生第13回研修(今吉孝夫氏との交流会 10月8日実施)


第12回研修(銃後のくらしと空襲、そして終戦 9月10日実施)


第11回研修(戦中の子どもの暮らし 8月13日実施)


第10回 話法研修(2回目 7月2日実施)


第9回 話法研修(1回目 6月11日実施)


第8回研修(「個人発表及びグループ討議」5月14日実施)


第7回研修(「統制下の暮らし」4月9日実施)


第6回研修(「昭和10年頃の家庭」3月12日実施)


第5回研修(「家族の別れ」「家族への想い」2月12日実施)


第4回研修(「博物館とは」「図書、映像・音響について」1月15日実施)


第3回研修(「昭和10~30年の社会経済史」12月11日実施)


第2回研修(「時代の様相 —戦前・戦中・戦後—」11月6日実施)


第1回研修(「昭和館の概要等」10月16日実施)


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